昨日、ヒト幹細胞と植物幹細胞の違いを説明したところ、
「そもそも幹細胞とは何ですか?
他の細胞とは何が違うのですか?」
とご説明をいただきましたので、お答えしますね。
もともと、たったひとつだけだった受精卵から細胞が分裂していく過程で
内臓や脳、骨や血管、筋肉や皮膚などに分かれていくのですが、
骨を造る細胞、筋肉を造る細胞というように出来上がりの細胞が決まっていて、他の細胞に分化できないものが多い中、
すべての細胞に分化できるのが幹細胞なのです。
とっても都合のよい細胞ですよね!
この幹細胞を培養したものを損傷した皮膚や骨などに移植する治療がすでに利用されていますね。
そうです。
再生医療といいます。
その再生医療を美容でも!
ということで活用できるようになってきました。
美容でも医療業界では幹細胞を使うことができますが、エステサロン含む一般の美容業界では、他人の幹細胞を直接使用できません。
ですから、幹細胞を培養した時に出る分泌液(幹細胞培養液)を抽出して配合する仕組みです。
幹細胞は、何にでも変身する便利な細胞と覚えていただければよろしいかと思います。
少しはご理解いただけましたでしょうか?
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